Memoryブロック、Unit Delayブロック共に前回の入力値を出力しますが、動作するタイミングが異なります。
●Memoryブロック
シミュレーションの各時刻(ステップ)で動作し、「1ステップ」前の値を出力します。
連続システムの前ステップ値が必要な時に使用します。
●Unit Delayブロック
ブロックで指定したサンプル時間で動作し、「1サンプル」前の値を出力します。
離散システムの前サンプル値が必要な時に使用します。
例えば、最大ステップサイズが「0.2」でUnit Delayブロックのサンプル時間が「1」のモデルの場合、Memoryブロックの出力値は最大で「0.2」だけ遅れ、Unit Delayブロックの出力値は「1」だけ遅れます。